京町家伝統の「菖蒲葺」

近所にある老舗・呉服問屋の冨田屋(とんだや)さん、築120年の伝統的な京町屋で、国の登録有形文化財に指定されています。
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(写真の奥側が冨田屋さん)

5月は端午の節句、ひさしの上に見慣れない飾り付けが!
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これは「菖蒲葺」というそうで、菖蒲とヨモギを束にしたもので屋根を飾り、邪気が家の中に入らないように、また男の子が、立派に成長するようにと願っているものだそうです。
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ちなみに、ひさしの付け根に鎮座しているのは「鍾馗(しょうき)さん」、“疫鬼を退け魔を除く神様”だそうですが、どことなくユーモラスです。魑魅魍魎の跋扈する京都洛中、様々な魔除け、厄除けが必要なようです。

この「菖蒲葺」、江戸時代から続く端午の節句の伝統行事らしいですが、近所の他の京町屋でも見かけることはなく、ここ冨田屋さんだけかな?ここでは代々受け継いできた風習やしきたりを守ることに力を入れ、「西陣・くらしの美術館」として町屋の見学やくらし体験を受け付けています。(予約制・・・ちょっと高い)
HPにもやたら登場する13代当主から京のしきたりについての話を聞きながら「いけずのぶぶづけ弁当」を味わうのも楽しいかもしれません。

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この記事へのコメント

celica
2009年05月10日 17:11
菖蒲に杜若。今頃、上賀茂の太田神社では杜若の花が満開でしょう。

端午の節句というフレーズさえ最近ではあまり耳にしなくなっていて、なんとなく悲しいですね。「男子がすくすくと成長することを祈る」ならわしは、武家の時代からか、もっと古来からあるのか知りませんが、
最近の悪平等の世界では「男子だけなんてフェアじゃない」なんていう輩も少なくないのでしょうね。
いぅこ
2009年05月12日 19:48
初めてブログにおじゃまさせていただきました。菖蒲湯は有名ですが「菖蒲葺」は面白い光景ですね。昔の風習がどんどん簡易化していく中で、このような伝統がちゃんと続けられている事にホッとしますね。
MI
2009年05月13日 20:53
貴重な写真ありがとうございます。とっても勉強になります。京都検定のミニ講座みたいですね!!
失礼いたします
2011年09月16日 20:47
失礼いたします。京都ノートルダム女子大学の教員をしております、堀勝博と申します。突然のご連絡御免下さいませ。

実は、小生昨年より「日本年中行事論」という授業を担当しておりまして、授業で用いる教材資料を印刷・製本することになりました。出版・販売する わけでなく、もっぱら大学で教材として用いるものです。

つきましては、貴HP「京の白湯」掲載画像「京町家伝統の菖蒲葺」(2枚目の写真)を、拙資料に使用させていただいてもよろしいでしょうか。ご許可を頂戴できればう れしゅうございます。

ご返事をお待ち申し上げております。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

京都ノートルダム女子大学  人間文化学部人間文化学科

堀 勝博  拝具 

研究室直通 075-706-3709  
 hori@notredame.ac.jp