相国寺の存在感

金閣、銀閣をWEBで検索すると、その公式ホームページのURLはhttp://www.shokoku-ji.or.jp/となっていることを当初、不思議に思っていました。
鹿苑寺(金閣)、慈照寺(銀閣)とも実は相国寺の子寺院、いわゆる山外塔頭なんですね。
画像

この相国寺、観光的にはそれほど有名とは言えないと思いますが、京都ではかなりの存在感があるようです。
画像

ちょうど今、「京の冬の旅」に協賛して、相国寺承天閣美術館で「金閣寺と銀閣寺の名宝展」が開かれています。
画像

両寺に伝わる絵画や墨蹟、茶道具の数々が展示され、「北山文化の華」、「東山文化の侘び」を感じさせる見応えのあるものでした。
画像

興味深かったのは二幅の掛け軸、そこには大文字の送り火の起源について書かれていました。如意ヶ嶽の斜面に大の字形に白布を広げ、その様子を銀閣寺から相国寺の僧侶・横川景三が眺め、字型を定めたとされています。
画像

大文字の送り火は弘法大師が始めたという説もあるのですが、足利義政が近江の合戦で死亡した実子・義尚の供養のために始めたという説を裏付けるものとされていました。
画像

これは大文字の中心の火床、まさしく相国寺の方向を向いています。足利義政起源説、説得力ありますね。

相国寺、京都五山の二位に列せられ、かつては京都御苑に匹敵する寺域を誇り、史上最も高い仏塔とされる七重大塔もあったというお寺です。何度も焼失と再建を繰り返し、小さくなったとはいえ現在でも敷地は4万坪。
相国寺派の有馬頼底管長は金閣寺・銀閣寺の住職もかね、さらに京都仏教会(上京区相国寺門前町)の理事長を長年勤めるという、まさに京都の仏教界を仕切るドンでもあります。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

この記事へのコメント

celica
2010年03月14日 11:56
相国寺がそんなに偉大(?)な寺院だとは今まで存じませんでした。奥が深いですね、京都って。
いぅこ
2010年03月14日 20:31
なるほど…。なかなか面白いお話を読ませていただきました。京都は昔の人の色々な願いと想いが現代でも感じられる街ですね。
MI
2010年03月14日 23:39
相国寺のまわりに同志社があるのもなんだかおもしろいですね・・・以前行った時「浴室」に驚いたの覚えています。
2010年03月15日 00:35
私も相国寺は地図上でしか知らず、あまり注目もしていませんでした。見に行ってもどちらかというと地味なお寺です。
今の同志社の敷地もかつては相国寺で、南は一条、北は上御霊神社、東は寺町通り、西は大宮通まで、約144万坪というんですから、とんでもない広さです。