東福寺の涅槃会

「京の冬の旅」で特別公開された東福寺の塔頭、退耕庵と即宗院を見に行きました。ともに幕末の歴史の舞台となった寺院で興味深いところでした。
東福寺では14日から16日まで、お釈迦様の入滅の法要、「涅槃会」が行われていました。
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こちらが本堂、「東福寺の伽藍面(がらんづら)」という言葉があるように、見る者を圧倒する建物が並びます。
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普段は非公開の本堂に掲げられた涅槃図は、縦約12m、横約6mと巨大なもので、室町時代の作品だそうです。
お堂の中は撮影禁止のところが多いのですが、ここでは自由に写真を撮らせてもらえました。
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涅槃図には沙羅双樹のもとに横たわるお釈迦様と、その死を嘆き悲しむ多くの弟子や信者、動物たちの様子が描かれています。
通常の涅槃図には十二支に含まれない猫がいないのですが、東福寺の涅槃図には猫がいるのが特徴です。(○印)
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どちらの人かはわかりませんが、尺八でゆったりとした音楽を奏でていました。尺八の献笛というそうです。
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本堂の天井にはおきまりの雲竜図、これも普段なかなか写真には収められない被写体です。
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ところで、東福寺といえば紅葉の名所、臥雲橋からみた通天橋です。初めて見ましたが、谷全体がもみじで埋めつくされています。
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紅葉の季節、この谷が真っ赤に染まる様は、今年の秋こそなんとしても見なくてはなりますまい。

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この記事へのコメント

celica
2010年03月21日 00:46
門と言い本堂と言い、奈良のお寺を抱負ととさせるような圧力感があしますね。

涅槃図、雲竜図という日本古来からの宗教画は、欧州でのキリスト教に関する歴史的絵画・壁画に比類するものだと思います。過去に記念切手・普通切手などのテーマとして採りあげられたケースはありますが、美術館や博物館での常設展は少ないですね。

いぅこ
2010年03月23日 11:03
東福寺、行ってきたんですね!涅槃図もすごいですが、天井の雲龍図は大迫力ですね。クリアに撮れていてびっくりしました。さすが管理人さん
2010年03月23日 22:52
>celicaさん
涅槃図はこのところ東福寺、泉涌寺、千本釈迦堂と立て続けに見ることができました。どこも年に一度、この時期だけの公開です。門外不出でしょうか。
2010年03月23日 22:55
>いぅこさん
東福寺は幕末関連の特別拝観が目的でしたが、ちょうど涅槃会でラッキーでした。
雲竜図は相国寺にもすごいものがありますよ。普通は撮影させてくれません。今回ももう少しお堂を入れ込んで天井画らしさを出すべきでした。